著作権侵害 Sad FrogsのNFTを削除請求

カエルのペペ(Pepe The Frog)の生みの親であるマット・フューリー(Matt Furie)氏が、著作権侵害を理由に、OpenSeaプラットフォーム上でカエルをベースにしたNFTのコレクションを削除するよう働いている。

 

OpenSeaが過去7日間には、654ドルの平均販売価格で1,800個以上の「悲しいカエルたち(Sad Frogs) 」のNFTを販売、取引合計額は120万ドルだつた。

 

いまは7,000体のSad FrogsのNFTが、200以上の特徴をランダムに組み合わせて生成されている。Sad Frogsは、2050年の架空の三次元空間を舞台に、医療研究の結果のSUS-50と呼ばれる薬をカエルに投与、「スーパーカエル」が誕生したという設定だった。

 

エンペラー(Emperor)と呼ばれるカエルは、SUS-50が投与され、知能、体格、寿命が大幅に向上、その後、エンペラーは脱走し、研究室内の他のカエルにSUS-50を注射し、新種のカエルが人間に次いで地球上で2番目の知恵を持つ生き物になっているという物語。

 

カエルのペペはフューリー氏の漫画シリーズ『ボーイズ・クラブ』に2005年から登場し、緑色の顔、人間とそっくりの体を持つ擬人化したカエルのキャラクターで、世界各国の電子掲示板等で人気が集まっていた。2015年までに匿名画像掲示4chanで最も人気のあるインターネット・ミームのひとつになった。

 

元々は差別的な意味のあるキャラクターではなかったが、2015年頃から4chanで人種差別的な投稿に使われるようになった結果、オルタナ右翼運動の象徴として使われ始めた。フューリー氏は極右勢力にペペの使用するを阻止しようと、彼らと法廷闘争を繰り広げてきた。フューリー氏は、自分に有利な判決が出たにもかかわらず、極右勢力に乗っ取られたことでぺぺブランドが汚されたため、ぺぺ商品を販売することが認めなくなった。

 

Sad Frogsは、デジタルミレニアム著作権法(Digital Millennium Copyright Act:DMCA)によるテイクダウンの通知を受けて、上場停止となっている。今現在、Sad FrogsのチームはDMCA通知があったとツイートしたが、他のコメントはなかった。

 

Sad Frogs事件は、知的財産権とそのルールがNFTとどのように交わるかという問題が注目されている。

 

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