Sushi DAOがSECの召喚状を受け取るDAOに暗雲立ち込める

イーサリアムやポリゴンチェーンをベースとしたDEX(分散型取引所)のスシスワップSushiSwap)は、3月22日に米証券取引委員会(SEC)から召喚状を受け取ったことを明かした。

 

これは近いうちに規制当局の強制措置の対象となる可能性を示唆している。同取引所を運用するDAO(分散型自律組織)のSushi DAOは法的弁護基金を設立し300万USDTを使用できるよう提案したところ、76%の支持を得た。同基金はコア貢献者に対する弁護士費用・経費補填などに利用される。

 

基金50%はカンパイ料、35%は助成金、15%はSushiトークン(ガバナンストークン)から捻出する予定である。もし基金が不足した場合、DAOは法的取引が完了するまで必要に応じて100万USDTを追加するが、この分はイニシアティブに返金する必要がある。

 

Sushi DAOのCEO(ヘッドシェフ兼ジャレッド・グレイ(Jared Gray)氏はSECから召喚状を受け取ったことを発表したが、調査の内容や法的事項については明らかにせず、「SECの調査に協力している」と述べただけである。

 

スシスワップ1日の取引量は平均3070万ドルで、DEX中で第14位の取引量である。SUSHIトークンはSECの召喚状を受け取ったニュースを受け、1時間で5%下落した。

 

金融監視機関のDAOに対する調査は今回が初めてではない。昨年9月、米商品先物取引委員会(CFTC)は分散型金融プラットフォームOoki Protocolを管理するDAOのOoki DAOに対して訴訟を起こした。この訴訟は、DeFiの創設者やDAOのメンバーにとって新たな法的問題を投げかけた。カリフォルニア州の裁判所は、「CFTCはDAO全体ではなくDAO内部の特定の人物(Ookiの場合はDAO創設者)が米国市民に対して違法に取引サービスを提供した」と主張している。なお、Ooki DAOの訴訟は現在進行中である。

 

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