ジョンソン英首相辞任後のイギリスの暗号通貨業界はどうなる?

イギリスのボリス・ジョンソンBoris Johnson)首相は7月7日、保守党党首を辞任すると発表した。ただし、与党保守党の新党首が選出されるまでは首相に留まる。Coingapeの報道によると、元財務大臣のリシ・スナックRishi Sunak氏が後継者としてイギリス首相に就任する可能性が高い。スナック氏がイギリス首相になった場合、イギリスの暗号通貨エコシステムにとっては朗報となるかもしれない。

 

リシ・スナックイギリスの暗号通貨エコシステムの支持者と言われている財務省経済長官のジョン・グレンJohn Glen氏と共にイギリスを世界の暗号通貨のハブにする計画を立案した。彼のリーダーシップの下、財務省はステーブルコインの規制を設け、その上でステーブルコインを決済手段にするよう動いている。彼は英国金融行為規制機構(FCA)主導の「クリプトスプリント(CryptoSprint)」を推進した。

 

また、スナックはロイヤル・ミント社と提携してNFTを発行する計画でありDAO(分散型自律組織)の法的地位の確立を支持している。さらに、彼は暗号通貨決済技術の安定性に関するイングランド銀行の懸念を払拭し、暗号通貨を決済手段として日常的に利用できる新しい法律の推進を決定した。

 

スナック氏が大法官を辞任したイギリスの暗号通貨業界の先行きは不透明になったと思われた。イギリスの暗号通貨自主規制団体クリプトUK(CryptoUK)の代表イアン・テイラーIan Taylor氏は「イギリスの暗号通貨業界は最初の状態に逆戻りしたと考えた。しかし、スナック氏が新首相になれば、イギリスの暗号通貨エコシステムは活力を取り戻す可能性がある

 

ボリス・ジョンソン首相の後継者としてもう一人の有力な候補は英国国際貿易大臣ペニー・モーダントPenny Mordaunt)である。彼女暗号通貨に対して好意的な見方をしている

 

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