NFT市場が冷え込んでいるか


1月、OpenSeaのNFT取引量は過去最高であったが、2月のNFT市場全体が冷え込んだ。

 

Analyticsのデータによると、2月、OpenSeaイーサリアム(ETH)とポリゴン(Polygon)でのNFT取引量は36.5億ドルであり、前月比で約27%減少した。イーサリアムNFT市場では3日連続で2億ドル以上のNFT取引量を記録したが、当月は全般的に減少傾向にあることがわかる。

 

DappRadarは、イーサリアムNFT市場の取引量が33%減少し、ソラナ(Solana)NFT市場の取引量が61%近く減少し、Axie InfinityのRoninチェーンが38%減少し、Tezos55%減少したことを示した。ただし、2月にすべてのNFT市場が減少したことではない。Dapper LabsのFlowブロックチェーン2月中旬にUFC Strike(UFCのファイターと象徴的な瞬間)シリーズ発売したため、2月の取引量が約83%増加した。

 

DappRadarのシニアアナリストであるPedro Herrera氏は、2月を「NFTにとって非常に静かな月」と呼んだ。しかし、Axie Infinityの累積NFT取引量が40億ドルを超え、AzukiやClone Xなどの新規プロジェクトがCryptoPunksやBored Ape Yacht Clubなどの月間取引量を上回っていることため、Pedro Herrera氏は依然として楽観的な見方を持っている。

 

今年1月にスタートしたLooksRareは、市場でのNFT取引に対してETHの報酬ををユーザーに提供する新しいトークン報酬モデルでOpenSeaの主要な競合企業となった。 しかし、一部のユーザーが報酬を受け取るために、自分が管理するウォレット間でNFTを相互に販売し、NFTの価値を人為的に高めていた。そのため、LooksRareの取引量は実際の市場取引データではない。

 

アナリスト企業のCryptoSlamは、データを分析するより、LooksRareわずか2週間で83億ドル以上のNFTウォッシュトレード*が発生させたと推定している。Analyticsのデータと比較すると、LooksRareの約87%の取引量が相場操縦であることを示唆した。

 

*取引誘引を目的として、同一人物が同じ資産の売買両方の注文を発注するといった権利移転を目的としない取引のこと。株式などの投資取引においての仮想売買は、金商法に違反する相場操縦行為に当たる場合がある。

出典:https://coinpost.jp/?p=309584

 

しかし、報酬率が下がったため、LooksRareの取引量は大幅に減少した。2月初旬の1日あたり4億ドル以上から、現在の1日あたり1億ドル以下に下がった。

 

2月のNFT市場の取引量は、1月のを更新を継続できず、減少傾向を示した。先日、米国証券取引委員会(SEC)がNFTに対する調査を開始することを発表した。今後のNFT市場が成長を停止する可能性はあるか、またはさらに市場パニックが発生するか、まだ観察し続ける必要がある。

 

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