香港HSBCが暗号通貨ETFを提供開始!暗号通貨に否定的だった同行に一体何が…?

香港の大手銀行香港上海銀行HSBC)はビットコインBTCイーサリアムETHETFの取引を開始した。香港で初めての暗号通貨ETFの取り扱いである。現在HSBCで取引できるETFは以下の3つである。

 

CSOP Bitcoin Futures ETF

CSOP Ethereum Futures ETF

Samsung Bitcoin Futures Active ETF

 

CSOP Bitcoin Futures ETFCSOP Ethereum Futures ETFは南方東英資產管理有限公司CSOP Asset Management)が発行したETFである。Samsung Bitcoin Futures Active ETFサムスンアセットマネジメントSamsung Asset Management)が発行したETFである。なお、これらETFは現物ではなく、先物ETFである。

 

香港証券先物事務監察委員会(HKSFC)2022年10月に暗号通貨先物ETF発行の申請を受け付けた。南方東英2つのETFは2022年12月に、サムソンのETFは2023年1月に香港証券取引所に上場された。この3つのETFは上場以来、CSOP Bitcoin Futures ETF80%以上、CSOP Ethereum Futures ETF60%以上、Samsung Bitcoin Futures Active ETF50%以上上昇している。なお、HSBCでのETF取り扱い開始のニュースを受け、これら3つのETFは小幅に上昇した。

 

HSBCでは暗号通貨ETFの提供に伴い、個人投資家向けにオンラインでの暗号通貨投資教育プログラムの提供も開始した。個人投資家ETFを購入する前に、教育コンテンツとリスクに関するコンテンツを見て学ぶことができる。

 

HSBCのCEOノエル・クイン(Noel Quinn)氏は2022年10月の時点では、暗号通貨のボラティリティの高さなどHSBCのスタンスに合わないため、「HSBCは暗号通貨分野に進出する計画はなく、暗号通貨関連のサービスを提供することもない」と語っていた。

 

そんなHSBCが一転、暗号通貨先物ETFの取引を開始したのは、2023年5月に香港金融管理局(HKMA)から暗号通貨取引所を顧客とするよう圧力をかけられたのが理由の一つと思われる。また、ブラックロックビットコイン現物ETFの申請など、ウォール街の伝統的な金融機関が暗号通貨に積極的な姿勢であるのも理由と考えられる。

 

香港は6月1日より新しい暗号通貨取引所規制(VASPライセンス制度)が施行され個人投資家に暗号通貨が解禁された。HSBCの暗号通貨ETFの提供開始は、香港の投資家が暗号通貨へ投資するきっかけの一つとなるだろう。

 

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