ウクライナ応援の暗号通貨募金 「Help Ukraine」詐欺が多発！

セキュリティおよびテクノロジーニュースサイトのBleeping Computerは、ウクライナ有事に乗じた詐欺に対して警告を出している。

「Help Ukraine（ウクライナを助けてください）」というメッセージと共に、政府と提携していない偽のビットコイン・イーサリアムアドレスに寄付を募るという手口が横行している。

npr.orgや国連人道問題調整事務所（the United Nations Office for the Coordination of Humanitarian ：OCHA）に対するフォーラム投稿やフィッシングメール、SNSなど、様々な手段でウクライナへの寄付を呼び掛けている。

フィッシングメール、フォーラムには「ウクライナへの攻撃によって、私たちの家族の多くは死ぬだろう! 性別、年齢、国籍に関係なく、困っている人たちを絞った援助をするための募金活動を行っている」、「多くの人が食べ物や服を必要としている、路上で寝ている人もいる！1ペニーで命を救うことができる！」と書かれて、感情的なアピールを発することが多い。

そのほか、「Ukraine-donate（ウクライナ寄贈）」や、「Ukraine Global Aid(ウクライナ・グローバル支援）」、「Ukrainewar.support（ウクライナ戦争.サポート）」 といった.org 又は.comのなどの詐欺ドメインも発見されている。

ウクライナ政府自身や地元のボランティアグループも、防衛活動の資金としてさまざまな暗号通貨の寄付を積極的に求めていることも事実である。

また、暗号資産コミュニティも人道的支援を行っており、これらはクラウドファンディングの「Humanity First - Ukraine Emergency Relief Fund（ヒューマニティー・ファースト-ウクライナ緊急支援基金）」を通して調整されている。

世界最大手の暗号通貨取引所のバイナンス（Binance）は今週、ウクライナの人々を支援するために1000万ドルをUkraine Emergency Relief Fund通じて寄付すると発表した。

ウクライナの人々を支援したいなら、信頼できる公式な団体のウェブサイトから直接寄付することが重要である。

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