FRBパウエル議長が「ステーブルコインは通貨である」と中央銀行の監督を強調


米連邦準備制度理事会Federal Reserve BoardFRB)議長ジェローム・パウエル(Jerome Powell)氏は6月21日、下院金融サービス委員会の公聴会にて、「ステーブルコインは通貨の一種である」と発言した。

 

パウエル議長は、「我々は決済用ステーブルコインを貨幣の一形態と見なしており、すべての先進国において、貨幣の信頼性を最終的に保証するのは中央銀行である」と述べた。さらに、「我々は中央銀行がその役割を十分に果たすことが適切であると考えている」と付け加えた。

 

この発言はパトリック・マクヘンリー(Patrick McHenry)議員らが作成した超党派のステーブルコイン草案に対して、マキシン・ウォーターズ(Maxine Waters)議員がパウエル議長にコメントを求めた際の発言である。

 

ウォーターズ氏は「もしステーブルコインの発行者が州に直接登録できるようになれば、FRBは何もできなくなってしまう」と懸念を示した。これに対し、パウエル議長は、「FRBの役割を弱め、州レベルで多くのプライベート・マネーの発行を認めるは間違いだ」と反論した。

 

今後、米国のステーブルコイン規制において、中央銀行と州当局の権限バランスが議論されると予想される。

 

なお、パウエル議長は以前(2021年)議会で、「ステーブルコインが銀行預金やMMFと同様な機能を果たすのであれば、同様な規制や監督が必要である」と述べた。それ以降、ステーブルコインに関する法案は停滞している。

 

公聴会ではステーブルコインの他、暗号通貨や中央銀行デジタル通貨(CBDC)についても触れられた。

 

「暗号通貨は資産としてアメリカ経済に影響を与えると思うか?」という質問に対して、パウエル議長は、「ある程度は影響を与えるだろう」と回答した。

 

中央銀行デジタル通貨(CBDC)について、パウエル議長は、「米国実現するには時期尚早である」と回答した。また、「FRBがデジタル・ドルを発行したとしても、中央銀行は個人口座の管理には興味がない」と述べた。

 

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