TikTokでの暗号通貨投資詐欺にアメリカ商事改善協会(BBB)が警告 

アメリカの商事改善協会(Better Business Bureau:BBB)は9月16日、「TikTokの人気が高まるにつれて、詐欺も増加している。動画配信プラットフォームのTikTokで詐欺に関連する報告が次々と寄せられており、暗号通貨関連の詐欺が多発している」と警告した

https://www.bbb.org/article/scams/27566-bbb-scam-alert-cryptocurrency-investment-scams-take-to-TikTok)。

 

BBBによると、「大量の現金を見せ、暗号通貨に投資してわずか数日で大金を稼いだ」というコンテンツがTikTokに投稿され、その後「数百ドルの暗号通貨をあっという間に数千ドルになる」と言葉巧みに投資に誘う。

 

詐欺師はWhatsapp、Telegram、または他のトークアプリを利用し、Paypal、Zelle、Venmoなどの決済サービスを介して、金銭(一般的に最初は数百ドル)を送るよう指示する。他には、暗号通貨を購入させてから送金させるパターンもある。

 

出金申請すると、詐欺師は高額の手数料を請求し、手数料を支払わないと「今まで稼いだ利益を失う」、「法的手段に訴える」などと脅し、更に金銭を騙し取る。被害者は投資の利益も元金も全て失う。

 

BBBは4つの詐欺対策を紹介した。

 

1.良く考えてから投資する。一攫千金やハイリターンが保証された投資は、ほぼ詐欺である。

 

2.良くリサーチしてから投資する。投資する前に、相手の名前、電話番号、会社名 (ある場合) をインターネットで調べる。既に被害に遭っている人がいる場合、被害者の体験談や投資先(詐欺師)に関する悪い口コミがインターネット上で見つかる可能性がある。

 

3.勇気を持って対応する。詐欺師は「今、投資しないと大きなチャンスを失う」など言葉巧みにあなたにお金を出させようとする。また、あなたが出金を依頼すると法外な手数料を要求し、手数料を支払わないと法的手段に訴えると脅迫することもある。その時、恐怖に負けて手数料を支払ってはならない。それは詐欺の常套手段だからである。

 

4.決済サービスの仕組みを理解する。決済サービスでの送金は銀行で現金を送金するのと同じである。詐欺に遭ったと気づいても、基本的にお金は戻らない。決済サービスで送金する場合、信頼できる相手にのみ使用する。

 

BBBは1912年に不正な商行為を規制するために設立した非営利組織である。悪質な広告や販売活動を監視、放逐し、倫理的なビジネス慣行を促進するのが目的である。

 

2022年3月に発表したBBB詐欺トラッカーリスクレポート(2021 BBB Scam Tracker Risk Report.https://www.bbb.org/article/scams/26628-2021-bbb-scamtracker-risk-report

)では、暗号通貨関連詐欺は2020年の危険な詐欺第7位から2021年には第2位へと危険度が上がった。

 

関連記事

japan.wikibit.com

 

免責事項
暗号通貨は価格変動が激しく、トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。
また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。


WikiBitとは?
弊社が提供しているWikiBitは、暗号通貨取引所・トークンの信頼性に関する情報を収集・公開している第三者プラットフォームです。
登録されている暗号通貨取引所・トークンの数は、全世界で1万件を超えています。

 

真相公開」のページでは、実際に詐欺に遭ってしまったトレーダーからの被害報告が日々投稿されています。また、WikiBitでは暗号通貨に関連するニュースや、相場情報までトレードに役立つ有益な情報を日々発信しています。

 

初めて暗号通貨(仮想通貨)取引所を利用する際は、入金前にWikiBitのアプリで、取引所の安全性や評判を確認することを強く推奨しています。

 

https://www.wikibit.com/jp_ja/download.html
コンテンツは全て無料で閲覧できます。
ぜひ上記のリンクからWikibitアプリをダウンロードして、取引所の情報をチェックしてみてください。