ゲーミングトークン即完売、NFTゲーム参加者が急増

ゲーミング会社のGif.gamesが立ち上げたTezotopiaと呼ばれるNFTマーケットプレイスで、NFTトークンのUnobtainium（UNO）がわずか20分で完売し、7万6,514ドルを調達した。

NFTは、2021年初から暗号資産の市場で注目を集めていた。2021年7月のNFTの売上高は12億ドルを超え、NFTをベースにしたゲームが入手しやすくなったことで、カジュアルプレイヤーからハードコアゲーマーまで、関心を集めている。先月のdAppゲームのユーザー数は23.72%増の140万人に達していた。

急成長の最も注目すべき要因は、ゲーム内NFTがゲームの性質を変えたところだ。バーチャルな世界では、ゲーム内のアイテムは常にプレイヤーの関心を集めていたが、ゲーム外では実質的な価値がなかった。ゲーム内NFTは、ブロックチェーン技術により、アイテムの真贋（しんがん）を証明することができ、このようなアイテムは、ゲーム内での価値だけでなく、プレイヤーが販売や取引を行うためのオープンマーケットでの価値も維持することができた。

Tezotopiaは、オープンワールドのNFTゲームTezosをベースにした仮想資産のマーケットプレイスである。プレイヤーは、ゲーム内の暗号通貨であるUnobtainium（UNO）を使って、デジタル領土（Tezotops）の取引を行い、仮想資産を構築することができる。プレイヤーは、オープンワールドで未来の旅をする際に、Unobtainium（0.5UNOと50エネルギーポイント）を使用して新しいTezotopsを作成できる。また、Unobtainiumや鉱物、エネルギーなどの資源を使って、ゲーム内の機械を生産したり、戦闘ユニットを作ったりすることができる。

また、Unobtainiumは流動性を持つFA2トークンであるため、UNOの最大供給量は333,333として、Quipiswap取引所で購入できる。

この仕組みは、プレイヤーがTezotopiaの枠外で取引や物々交換を行えることを意味し、ゲーム環境の外でNFTを自由に使用できるようになった。

Tezotopiaのローンチの成功を受けて、Gif.games社は28日にTezosで$GIFガバナンストークンのIDO（Initial DEX Offering：分散型取引所を介した資金調達）の準備を進めている。

NFTアートは、どこに価値を見出すことができるか問われているが、NFTが真に画期的であることを証明できるのは、ゲームの世界である。参加者がゲーム内のNFTを利用し、ゲームの時間を収益化する方法ができて、デジタルワールドを超えた経済圏を作り上げているのだ。NFTゲームは現在、クリプトの中で最もホットなスペースになっている。

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