大手暗号通貨取引所Coinbase、6000個のアカウントが盗難被害

米国の大手暗号通貨取引所のCoinbase(コインベース)のユーザー、少なくとも6,000人のアカウントが不正アクセスされ、暗号通貨が盗まれたことを、10月1日コンピュータヘルプサイトのBleeping Computerが明らかにした。

 

アカウントを保護するため、Coinbaseは、セキュリティキー・認証システムアプリを使用したワンタイムパスワード(TOTP)とSMSメッセージを利用した2段階(MFA)認証を有効にすることを推奨していた。しかし、SMSアカウントの回復プロセスに脆弱性が存在し、ハッカーがセキュリティで保護されたアカウントにアクセスするために必要な認証トークンを取得できてしまったのだ。

 

アカウントに完全にアクセスできたため、ハッカーはユーザーの氏名、メールアドレス、住所、生年月日、アカウントアクティビティのIPアドレスや取引履歴、アカウントの保有状況、残高など顧客のあらゆる個人情報を把握していたのである。

 

盗難被害が起きた後、Coinbaseは、SMS多要素認証を悪用したハッカー攻撃防ぐためにSMSアカウント回復プロトコルを修正したと発表した。一方、Coinbaseは、盗難被害のユーザーに被害額を返金すると発表した。

 

今回の被害との関連は不明であるが、2021年3月から5月にかけてCoinbaseの名をかたる「大規模」なフィッシング攻撃があった。ロイター通信の取材に対して、Coinbaseは社内流出を示す痕跡はないと回答していた。

 

Coinbaseの2段階認証システムのバグが顧客に問題を引き起こしたのはこれが初めてではない。

 

2021年8月、Coinbaseは誤って125,000人の顧客に、2段階設定が変更されたことを警告し、顧客にパニックを引き起こした。

 

コインベースユーザーには、パスワードを変更することを勧める。また、2段階認証方式よりも、もっと安全な仕組みであるハードウェアセキュリティキーや認証アプリに切り替えることを検討するのも良いだろう。

 

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