暗号通貨取引所トデックス創業者、アルバニアで逮捕

アルバニア警察は8月30日、暗号通貨取引所トデックス(Thodex)社の創業者兼CEOであるファルク・ファティ・オゼル(Faruk Fatih Ozer)氏を逮捕した。
 
トデックス社は元々2017年10月トルコでコイネクス(Koineks)という名で設立された。2021年4月突然取引停止になり、経営者のオゼル氏は顧客の資産20億ドルとともに行方をくらませた。トルコの法執行機関は取引所に関与していた78人に逮捕令状を出し、トルコ国内で62人を拘束、そして顧客資産を国外に持ち出したオゼル氏を含めた16名の行方を追っていた。
 
トルコ内務省の発表によると、オゼル氏はアルバニアのヴロラ(Vlora)市で拘束された。また、彼の身元は生体認証データで確認できた。
 
2020年、急速に価値を失うトルコリラのインフレから財産を守ろうと多くのトルコ人が暗号通貨のブームに乗り、暗号通貨取引をスタートした。トデックス社は有名モデルなどを起用し、さらに高級車のプレゼントなどのマーケティングを展開し、多くの投資家を募った。
 
2021年4月トデックス社の取引プラットフォームが閉鎖されるまで、ユーザー数は約70万人まで増え、そのうち39万人がアクティブユーザーとみられ、40万人近くが被害に遭ったと推定される。
 
トルコの検察はトデックス社の創業者と運営チームのメンバーに対して、詐欺とマネーロンダリングの罪で実刑判決を求めている。
 
トルコ内務省によると、アルバニアはすでにオゼル氏のトルコへの身柄引き渡し手続きを開始した。
 
トデックスの不祥事を受け、トルコ政府は「暗号通貨は不法行為に利用されるなどのリスクを伴う」と主張し、オゼル氏の顧客資産持ち逃げ事件発生後すぐに暗号資産の決済利用を禁止した。
 
WikiBitではトデックスのスコアを2.75と評価している。


https://www.wikibit.com/ja/dr/1234284864386.html
ライセンスの無い取引所はトデックスのような事件も起こり得るので、注意して取引を行ってほしい。
 
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