米ドルの終焉 投資家ジム・ロジャーズ氏が警鐘を鳴らす


ウォーレン・バフェットWarren Buffett)氏、ジョージソロス(George Soros)氏と並び世界三大投資家として称され、ソロス氏と共にクアンタム・ファンド(Quantum Fund)とソロス・ファンドマネジメント(Soros Fund Management)を立ち上げた投資家ジムロジャーズ(Jim Rogers)氏はロシアの通信社スプートニク(SPUTNIK)とのインタビューの中で、「米ドルが世界の基軸通貨としての地位を失う」と語った。

 

ロジャーズ氏は、「アメリカの多くの同盟国は米ドルと競合するようになり、米ドルに代わる物を探し始めた。この変化は今後も続くと確信している。150年以上もトップに君臨した通貨はない。常にトップに居続ける者はおらず、歴史は常にそうであった。人々はそれがどんな通貨であれ、いずれはその通貨から離れていく。米ドルの優位性は必然的に低下する」と指摘した。

 

さらに、ロジャーズ氏は各国が米ドル離れを加速させている2つの理由を説明した。

 

1.債務:米国は世界史上最大の債務国である。そのため、多くの人々は「そんな国のお金はいつか問題が起きるから使いたくない」と言い始めた。そしてちょうど、米国債の上限引き上げ問題を巡る債務不履行の懸念と重なった。米国の債務不履行は世界的な金融危機を引き起こしかねない。

https://www.wikibit.jp/dailynews-20230519-01/

 

2.対ロシア制裁:米国とその同盟国は、ロシアのウクライナ侵攻を受け、厳しい制裁を課している。5月19日には前例のない世界的規模での制裁や輸出制限が発表され、米ドルが兵器となった。しかし、世界の国際通貨は完全に中立であるべきだ。誰でも好きなことに使って良い。しかし、今ワシントンがそのルールを変えようとしている。そして、もし他国から反感を買えば、切り捨てられる。米国の対ロ制裁が脱米ドルを加速させた。

 

最後に彼は、「今のところドルに代わる通貨、または対抗する通貨競合を見つけられていない」と述べた。そして、中国人民元が世界の基軸通貨の可能性について、「中国は通貨の売買を認めていない」と否定した。しかし、「米ドルに対抗する可能性にBRICS共通通貨がある。BRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)は米ドルへの依存度を下げる共通通貨の設立を目指している。BRICS共通通貨の台頭は、米ドルの優位性を損なう要因となるだろう」と述べた。

https://www.wikibit.jp/dailynews-20230404-01/

 

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