WikiBit速報まとめ

①バイナンス2ヶ月で120億ドルの資金が流出

12月13日、ブロックチェーンデータ分析企業ナンセンス(Nansen)は、バイナンス(Binance)は1週間で30億ドル(総資産の4%)を流出したというニュースを発表した。さらに、フォーブス(Forbes)の調査によると、ナンセンスが発表した期間を含め、バイナンスは2ヶ月で約120億ドル(資産の15%)の資金を流出していたことがわかった。

 

また、バイナンスが発行するバイナンスコイン(BNB)は2ヶ月で29%下落した。フォーブスは、現在のバイナンスのBNB保有量は約2900万BNBで、11月10日にバイナンスが公表した数字から51%減少、さらにバイナンスが発行するステーブルコインのバイナンスUSD(BUSD)の保有量も40%減少したと推測した。

 

②ブロックファイが破産申請前の財務情報を開示

暗号通貨レンディング企業ブロックファイ(BlockFi)は11月の破産申請前の資産と負債などの財務情報を1月11日に開示すると発表した。ブロックファイは今後の裁判所への提出計画や破産手続きの概要に関する詳しい資料を関係者に提出したと述べた。

 

関係者によると、ブロックファイは11月の最初の破産審理後に106社の買い手候補と接触し、1月30日に裁判所に入札の承認を求める予定だという。

 

③アマゾンが元バイビット(ByBit)のNFT責任者を採用

アマゾン(Amazon)は、元バイビット(ByBit)のグローバルNFT責任者イアン・ホルツ(Ian Holtz)氏がAmazon Web ServicesAWS)のアジア太平洋地域および日本におけるWeb3スタートアップの責任者になることを発表した。

 

アマゾンCEOアンディ・ジャシー(Andy Jassy)氏はNFTの販売に関する調査を開始すると発表した。イアン・ホルツ氏の加入によってアマゾンのNFT事業の立ち上げ時期が早まる可能性がある。

 

④2022年のハッキング被害額前年比61%減少

スローミスト(SlowMist)のレポートによると、2022年ブロックチェーン関連のセキュリティインシデントは303件発生し、被害総額は37.8億ドルに上った。しかし、前年比では61%減(2021年の被害総額98億ドル)であった。

 

2020年以降、ハッキング事件の発生件数は増加の一途を辿るが、2022年の被害額は最も少なかった。

 

⑤メタクエスト1の更新停止

メタ(Meta)社はVRヘッドセットのメタクエスト1(Meta Quest1)のアップデートを停止し、メタクエスト1の機能の一部も停止すると発表した。

 

なお、2024年までにメタクエスト1の「主要なバグ修正とセキュリティパッチ」サービスを提供する予定である。ただし、その後「パーティーの作成・参加」はできなくなる。また、2023年3月5日からメタクエスト1でホライゾンホーム(Horizon Home)が利用できなくなる。