FTXとBlockFiの破綻で暗号通貨マイニング業界が大ピンチ


暗号通貨業界の関係者とコインデスク(CoinDesk)がまとめたデータによると、現在ビットコインのマイナーは債務問題に直面している。暗号通貨取引所FTXと暗号通貨レンディング企業BlockFiの破綻による影響を直接または間接的に受けたのが原因であり、マイナーは厳しい状況に立たされている

 

過去数ヶ月、ビットコインは急落し、マイニング企業の収益は減少した。同時に、エネルギー価格の高騰でマイニングコストが増加し、更なる苦境に立たされている米国最大のマイニングデータセンターを運営するコンピュート・ノース(Compute North)は9月に連邦破産法11条の適用を申請した。また、コア・サイエンティフィック(Core Scientific:CORZ)、アルゴ・ブロックチェーン(Argo Blockchain:ARBK)、グリニッジ・ジェネレーション・ホールディングス(Greenidge Generation Holdings:GREE)などの大手マイニング企業流動性不足に陥っている今年に入り、この3社の株価は90%以上暴落した。

 

現在、これらの苦境に陥ったマイナーと提携している融資先もFTXの破綻による影響を受け、財務上の問題を抱えている。そのため、今後マイニング業界は更なる打撃を受ける可能性がある。

 

マイニングサービス企業ルクソー(Luxor)高執行責任者(COO)イーサン・ベラ(Ethan Vera)氏は、「エーシック(ASICの貸し手が苦境に陥り債務超過に陥ると、コストが大幅に上昇し資本が枯渇すると述べた。彼はまた、未払い債務の総額最大25億ドルに達すると推定している。

 

BlockFiはFTX破綻による多数被害者の一社であり、連邦破産法11条の適用を申請した。BlockFiは上場企業に対して少なくとも3つのマイニングマシンを担保に貸し付けを行っており、うち貸付額が最も多いのがコア・サイエンティフィックの5400万ドルである。コア・サイエンティフィックの借入額は、今年3四半期末で総額約2億4,400万ドルに上り、現在、債務再編の交渉中である。

 

カナダのマイニング企業ビットファームズ(Bitfarms:BITF)もBlockFiから3200万ドルを借り入れた9月末までに約1000万ドルを返済し、11月14日に合計2700 万ドル相当のビットコインマイニングマシンで返済した。

 

弱気相場の間マイニング企業は負債の返済のため、一部のマイニングマシンを担保に返済しなければならない。これもマイニング企業のコスト増加に繋がり、マイニング量と効率を低下させ、負のスパイラルに陥らせる

 

 

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