2022年は暗号通貨投資家にとっては最悪だけど詐欺師にとって最高の年


暗号通貨の歴史の中で、2022年は最悪の年であった。しかし、暗号通貨をネタにした詐欺師にとっては最高の年となった。

 

ブロックチェーンのリスク監視会社Solidus Labsの最新レポートによると、2022年1月1日から12月1日までの期間、11.7万以上の詐欺トークンが発行された。前年比41%増である。

 

また、調査によると、イーサリアムネットワークの8%のプロジェクトがラグプル(rug pull、持ち逃げ)し、BNBチェーンの12%のプロジェクトが詐欺と疑われている。

 

Solidus Labsによると、詐欺師の多くは取引所で詐欺を行い、得た資金をマネーロンダリングしている。

 

99%以上の詐欺トークンが従来の詐欺識別方法では検出されなかった。詐欺師は2022年に153社のCeFi(中央集権型取引所)で合計110億ドル相当のイーサリアムの出入出金を行った。

 

Solidus Labsの統計によると、詐欺トークンは2020年9月から累計で20万を超えた。そして、約200万人の投資家がラグプルの被害に遭った。

 

ラグプルの一般的な手口は、トークンを発行し、流動性プールに資金を提供し、投資家がトークンを購入した後、資金を持ち逃げする。

 

詐欺トークンがデータアグリゲーターに載らない理由について、Solidus LabsのCOOチェン・アラド(Chen Arad)氏は、「全てのトークンを検証できるわけではない」と指摘した。

 

データトラッカーのコインマーケットキャップ(CoinMarketCap)には2万2000以上の暗号通貨が掲載されている。しかし、14.5万以上のERC-20トークンやBEP-20トークンは掲載基準を満たさないため掲載されていない。

 

Solidus Labsのレポートはコンパリテック(Comparitech)のデータと一致している。今年ラグプルしたプロジェクトは262件以上あり、2021年の5倍以上であった。

 

 

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