今後の暗号通貨業界の鍵は透明性と信頼性

リップルラボ(Ripple Labs)CEOブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)氏は11月16日に開催された同社の年次イベント「リップルスウェル2022(Ripple Swell 2022)」で、FTX崩壊後の暗号通貨業界の回復について、「透明性と信頼性が鍵であり、透明性と信頼性に焦点を当てれば暗号業界は強くなる」と述べた。
 
その後、彼は「透明性と信頼性に焦点を当て続ければ、暗号業界は強くなると信じています。リップルはこの点でリードしてきたし、これからもリードし続けるでしょう。この数週間で起こった全てのこと(および今年1年の市場の変動)を考えると、暗号通貨とブロックチェーンが現実に世界にもたらした問題を解決ため、私たちが直接集まって話し合う必要があると思います」とツイートした。
 
また、ガーリングハウス氏は経済専門誌CNBCの取材に対し、「暗号業界は決して太陽とバラだけの輝かしい世界ではありません。業界は成熟しなければならず、そのために、透明性と信頼性が必要です」と述べた。
 
リップル社は現在、EU展開のため、アイルランドでのライセンス取得を目指している。同社はMiCA(Markets in Crypto-Assets)を見越して手続きを進めており、同社顧問弁護士スチュアート・アルデロティ(Stuart Alderoty)氏は「MiCAは非常に良いスタートだと思う」とコメントした。
 
XRPの販売について、米国証券取引委員会(SEC)から提訴されている。アルデロティ氏とガーリングハウス氏は2023年の前半には判決が出ると予想している。「判決は私たちにとっての始まりです」とアルデロティ氏は語った。
 
SECは 2020 年 12 月、リップル社とガーリングハウス氏および共同創設者クリス・ラーセン(Chris Larsen)氏を「未登録証券のXRPを13 億ドル販売した」として提訴した。リップル社はXRPトークンは証券ではないと主張し、訴訟の取り下げを申し立てた。
 
ガーリングハウス氏は規制当局がXRPは証券ではないと認めた場合、リップルはSECと和解すると述べた。そして、 XRPの訴訟は「業界全体に影響を与える重要な裁判だ」と強調した。
 
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