暗号通貨業界でリーマン・ショックの再来!?出金凍結する暗号通貨企業が続出

先週、スリーアローズ・キャピタル3AC)社は破産法に基づき、米国マンハッタン連邦裁判所に破産申請した。スリーアローズ・キャピタル社は数日前に英領ヴァージン諸島の裁判所で清算を命じられた。今回の米国での破産申請英領ヴァージン諸島清算から米国資産を保護することが目的である

 

スリーアローズ・キャピタル社の清算と弱気相場の影響で、暗号通貨業界では財務上の問題を抱える企業が増加している。

 

暗号通貨融資プラットフォームのヴォールド(Vauld)CEOであるDarshan Bathija氏7月4日、「プラットフォームにおけるすべての出金、取引、入金サービスを停止した財務顧問と法律顧問を雇い、再建計画を検討している」と発表した。なお3週間前に同社は「出金処理は通常通り行っており、今後もそうする予定だ」発表していた。

 

スリーアローズ・キャピタル社の破産と清算は他にも影響を与えている。カナダの暗号通貨ブローカーのボイジャー・デジタル(Voyager Digital)社は先週、「取引、入金、出金、ロイヤリティ・リワードを停止し、ステークホルダーと戦略オプションを模索している」と発表した。スリーアローズ・キャピタル社ボイジャー・デジタル社から15,250 BTCと3.5億USDCの融資を受けていた。ボイジャー・デジタルは「資金回収のために必要な法的救済手段を取る」と述べた。これら一連のネガティブなニュースにより、同株価は今年に入ってから96%以上下落した。

 

170万人のユーザーを持つ大手暗号通貨レンディング企業セルシウス(Celsius)社も危機に瀕しており、出金凍結を発表した。一部の投資家は「セルシウス社のような大手レンディング企業破綻すれば、暗号通貨市場全体、特にセルシウス社の株主であるテザー・リミテッド(Tether Limited)社に大きな影響が及ぶ」と心配している。

 

テザー・リミテッド社は時価総額が暗号通貨市場で3番目に大きいトークンであり、また米ドルペッグのステーブルコインとして最大のUSDTを運営している。世界中の大手取引所がUSDT取引ペアを取り扱っているため、影響がUSDTにまで及べば、暗号通貨市場全体に更なる衝撃を与えるだろう。

 

 

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