暗号通貨詐欺のワンコインの共同創設者ルジャ・イグナトヴァをFBIが指名手配

6月30日、米国連邦捜査局(FBI)はワンコイン(Onecoin)社の共同創設者ルジャ・イグナトヴァ(Ruja Ignatova)氏を最重要指名手配リストに加えた。また、逮捕につながる情報に対して最高10万ドルの報奨金を提供すると発表した。

 

「クリプトクィーン(Crypto Queen)」として知られるルジャ・イグナトヴァ氏は2014年9月から2016年3月まで、「ねずみ講」に似た仕組みを使って、高配当で投資家を勧誘して、ワンコインを販売し、約33億5300万ユーロを集めた。2017年1月、2週間の運営停止を通知したのを最後に、ワンコインの取引所Xcoinxが無期限で閉鎖され、イグナトヴァ氏は姿を消した。

 

ルジャ・イグナトヴァ氏はワンコインを暗号通貨のブロックチェーン・プロジェクトと宣伝・集客したが、実態はブロックチェーンの暗号通貨ではなかった。

 

FBIの「最重要指名手配逃亡者リスト」はアメリカの重大犯罪者の逮捕を目的に、1950年3月に導入されたものである。過去72年間で、女性はルジャ・イグナトヴァ氏を含む11人がリストに加わった。

 

FBIのロナルド・シムコ(Ronald Shimko)特別捜査官 は「投資家にワンコインを信用させるため、分散型台帳のブロックチェーンと比較して、ワンコインはプライベートブロックチェーンであると宣伝した」 、「この事件で経済的な損失を被った被害者は世界中に多くいるため、彼女を法の裁きにかけたい。クリプトクィーンの逮捕を後押しするため、ルジャ・イグナトヴァ氏の名前をリストに加える。この事件にもっと注目が集まることを期待している」と述べた。

 

ブルガリアで設立されたワンコイン社は、暗号通貨を使った出資金詐欺(ポンジ・スキーム)を行っていた。ワンコイン社に対する捜査は、米国の他、欧州、中国、オーストラリア、シンガポールの世界各国で進められている。イグナトヴァ氏は2022年5月中旬、欧州連合法執行協力庁(European Union Agency for Law Enforcement Cooperation )に最重要指名手配犯リストに加えられた。詐欺に関わった組織のメンバーは次々と逮捕され、判決が下された。関係者が一人残らず逮捕されることを願うばかりである。

 

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