暗号通貨取引所ボイジャー・デジタル 出金制限を1万ドルに引き下げ

暗号通貨取引所ボイジャー・デジタル(Voyager Digital)社は債務不履行の暗号通貨ヘッジファンド3AC(Three Arrows Capital)社にデフォルト通知を発行する可能性があると発表した。

 

暗号通貨テラ(Luna)の崩壊と暗号通貨の暴落による影響で、3AC社は債務超過に陥っている。3AC社への融資総額はビットコイン15,250 BTC3,500万USDCで合計6億1200万ドル以上に上る。

 

ボイジャー・デジタル社は当初、6月24日までに2,500万USDCの返済を求めていた。しかし、その後、6月28日までに全額を支払うよう変更した。どちらもまだ返済期限にはなっていないが、期日までに返済されない場合、3AC社は債務不履行となる。ボイジャー・デジタル社は3AC社に対して必要な法的措置を取るためアドバイザーに相談している。

 

先週、ボイジャー・デジタル社は顧客資産の保護のためにアラメダ・リサーチ Alameda Research)社と約5億ドルの融資交渉を行った。

 

また、ボイジャー・デジタル社のヘルプデスクによると、出金限度額が1日あたり2万5000ドルから1万ドルに引き下げられた。

 

この一連の措置は、現在の変動の激しい市場で流動性を確保し3AC社のリスクに対応するためのものであると推測できる。

 

ボイジャー・デジタル社の株価はすでに60%下落した。

 

現在のところ、ボイジャー・デジタル社が3AC社から融資をどのぐらい回収できるかはわかっていない。

 

直近の決算レポートによると、ボイジャー・デジタル社は2022年第1四半期に6150万ドルの損失を出している。2022年5月時点で、ボイジャー・デジタル社は34億ドルの暗号資産を持っているが、そのうち24億ドルを貸し出している。また、顧客の暗号資産54億ドルを預かっている。

 

正味資産10億ドルを保有するボイジャー・デジタル社にとって、1カ月あたり2000万ドルまでの損失は処理できるが、取引所に与える影響は大きい。

 

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