テラ・チェーンの復興プラン2 本日投票へ 

ステーブルコインUSTのドルペッグ崩壊の影響を受け、テラ(Terra:Luna)の開発者で、テラフォーム・ラボ(Terraform Labs:TFL)のCEO ドゥ・クォン(Do Kwon)氏はテラのエコシステムの再生計画「テラ・チェーンの復興プラン2(Terra Ecosystem Revival Plan 2)」を改めて提出した。新しい計画では、ブロックチェーンのハード・フォークを実行することで、新たに鋳造されたトークンを、テラ・エコシステムの参加者と保有者にエアドロップすることが予定されている。また、この新しいチェーンには、ステーブルコインは含まれていない。

 

この再生案について、テラのコミュニティのメンバーによる投票が本日実施される予定だ。

 

ブロックチェーンのフォークとは、1本の鎖状につながっているコインのブロックチェーンが途中で枝分かれすることを指し、「分岐」とも言われている。フォークはブロックの容量不足を解消するための手段である。

 

ブロックの容量を増やすことを目的としたものは「ハード・フォーク」と呼ばれるが、古いチェーンと新しいチェーンの間で互換性がないため、暗号通貨は永久的に分裂してしまう。

一方でソフト・フォークは、データの圧縮を目的しているため、古いチェーンと新しいチェーンの間で互換性を維持できる。

 

そのほか、同時で複数のブロックへのマイニングも分岐を引き起こすことになる。

 

今回の提案が可決されば、テラ・ブロックチェーンでフォークが実行され、10億の新トークンをテラクラシックの保有者、ステーカー、アプリの開発者及び、UST保有者にエアドロップされる予定である。また、テラフォーム・ラボが所有・運営するウォレットは、エアドロップから完全に排除される。

 

16日、ルナ・ファンデーション・ガード(Luna Foundation Guard:LFG)の声明で、USTのドルペッグを復活させるため、本来は準備金であるビットコイン(BitCoin:BTC)が使われていることが明らかになった。準備金として確保されていた8万枚のビットコインは、残り313枚になっている。

 

この復興プランについて、コミュニティ上では歓迎と反対の声が同時に上がっている。プランについて不透明な部分も多いため、今後も動向を注視する必要があるだろう。

 

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