スタンダード・チャータード銀行 メタバース展開へ

4月25日、スタンダード・チャータード(Standard Chartered BankSCB)銀行の保有する香港の子会社が、ザ・サンドボックス(The Sandbox)のメガシティ(Mega City)地区の仮想土地を購入したと発表した。

 

関連会社を通じて、急成長しているメタバース市場に参入した格好だ。

 

ロンドンに本拠地を置くスタンダード・チャータード銀行は、世界70ヵ国で金融サービスを展開している銀行グループである。

 

一方のザ・サンドボックスとは、ユーザー主導のイーサリアムベースのブロックチェーンゲームである。プレイヤーはメタバースMetaverse)上に土地(LAND)を購入できるほか、オリジナルのアイテムや、キャラクターを作成することができる。これらの土地やアイテム、キャラクターは非代替トークン(Non Fungible Token:NFT)として売買が可能だ。

 

スタンダード・チャータード銀行は、ザ・サンドボックスのメタバースの仮想土地を取得した世界では初の銀行となる。

 

発表では「新しいエキサイティングな空間での共創の機会を探る。また、顧客、パートナー、スタッフ、技術コミュニティを積極的に巻き込むメタバース体験を創造する」という目的についても表明されている。

 

スタンダード・チャータード銀行ベンチャーズの責任者 アレックス・マンソン(Alex Manson)氏は、「過去数年間で我々は、暗号・デジタル資産分野におけるビジネスモデルを構築しており、メタバースの台頭はWeb3.0の進化における重要なマイルストーンであると見ている」と述べた。

 

グローバル大手金融機関も、メタバースへの投資を積極的に行っている。2月に、JPモルガンは人気ブロックチェーンプロジェクトのディセントラランド(Decentraland)に仮想ラウンジを開設した。

 

金融大手 シティ・グループ(Citi Group)が公開した3月31日のレポートには「2030年までに、メタバースはゲームや、ソーシャルの他に、商業、芸術、メディアなど様々なケースに応用できる。メタバースの市場規模は8兆ドルから13兆ドルに達する可能性がある」と書かれている。

 

金融系企業はメタバースに参入することで、既存顧客との関係を強化でき、また潜在顧客の獲得に繋がるだろう。

 

 

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