NBAの「The Association NFT」に脆弱性が見つかる

NBAは「 The Association NFT 」という新しいシリーズのNFTを立ち上げた。これは、NBAコミュニティのサーバーに所属する初期メンバーに限定してNFTを提供することを目的としている。ただし、このNFTシリーズのスマートコントラクト(NFTの作成と取引を可能にするコンピューターコード)のセキュリティ上には脆弱性があり、現在NFTが複製され、マーケットプレイスで転売されている。

 

NBAはスマートコントラクトの脆弱性について認め、ファンに対して問題解決に取り組むと述べた。4月22日、このNFTシリーズの個数を18,000個から30,000個に増やすと発表した。

 

The Association NFT」は、今年のプレーオフに参加している16チームのNBA選手をモデルにしている。 NFTは、関連する選手の実際のパフォーマンスに基づいて変化し、その価値も変化する。

 

このシリーズのNFTは、4月22日にリリースされたばかりのNBA Discordサーバーの初期メンバー向けに用意されている。これらのメンバーには、「ホワイトリスト」へのアクセスが許可される。リストに登録されているイーサリアムウォレットアドレスでは無料のNFTが1つ受け取れる。

 

しかし、「The Association NFT」のスマートコントラクトの脆弱性により、上記のホワイトリストに登録されていないユーザーは、登録されたユーザーの署名をコピーして、無料のNFTを作成できる。現在、ユーザー複数のNFTを作成し、OpenSea上で販売していることが判明した。

 

また、このスマートコントラクトは、ウォレットごとの作成数を適切に記録していない。Twitterユーザーの「CaptainDefi」は、コードの概要を提供し、「1回のトランザクションでシリーズ全体を作成することが可能である」とツイートした。その結果、一部のユーザー100以上の無料NFTを作成し、OpenSeaで0.30ETH(当時は約1,000ドル)以上の価格で販売するという事態を招いた。

 

 

 

これに対し、NBAの代表者は昨日、NFTを作成できなかったホワイトリストのウォレットを確認した。The Association NFTシリーズのNFTをこれらのウォレットエアドロップする予定である」と発表した。

 

 

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