Glassnode:暗号通貨取引所のビットコインの流出量が増加

暗号通貨分析会社Glassnodeのレポートによると、過去2年間、取引所におけるビットコイン(BTC)の月平均純流出額は96,200BTCであり、累積残高は「ここ数年の最低点」まで低下している。これ2018年8月以来の低水準である。

 

ほとんどの流出はBinanceBitstampBittrexCoinbaseGeminiKraken取引所で発生している。

 

Glassnodeのデータにより、多くのビットコインが取引所から流出、長期保有のアドレスに送金されていると述べた。これらのアドレスは、個人、企業や機関などに属する。例えば、Luna Foundation Guardは、アルゴリズムのステーブルコインをサポートするために14億ドル相当のビットコインを購入したと発表した。

 

ただし、ビットコインの所謂「クジラ以外の個人投資家も増えている。今年1月下旬以来、1BTC未満を保有するアドレスも増加している。データによると、2021年12月以降、こうしたアドレスの累計残高は217,000 BTC(約100億ドル)を増加した。

 

「取引所ネットポジション変化(Exchange Net Position Change)」は、すべての取引所のウォレットに出入りするビットコインの数量を示している。この指標の値は、流出と流入の差額である。

 

この指標の値がプラスの場合、流入が優勢であることを意味する(逆にマイナスになると流出が流入を上回ることを意味する)。投資家は通常、売却のために取引所に暗号通貨を預けるため、この傾向は暗号通貨の価格に悪影響を与える可能性がある。 一方、現在のような流出の傾向が続く場合は、投資家がビットコイン保有額を増やしていることを示しておりビットコインの価格に良い影響を与えると見られている。

 

上図により、過去1か月間差額-96,200 BTCとなり、純流出の状態が続いている。とはいえ、このような高水準の月間流出額は珍しい現象ではないという見方もある。長期的には、価格は強気へ転じるとの分析もある。

 

 

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