NFT詐欺の手口まとめ

非代替性トークNon-Fungible TokenNFT)は、ブロックチェーンの技術を用いてデジタルコンテンツにデータを紐づけることで世界につだけのデジタル資産を証明する技術である。

 

しかし、NFTは登場以来、その安全性についての問題も多発している。

本記事では、NFTでよく見られる詐欺の手口についてまとめている。

 

1,NFTの脆弱性を利用した詐欺

NFTトークン・セールの脆弱性

例としてアディダスNFTトークン・セールが挙げられる。

攻撃者はセール中にNFT購入可能数の上限(2つまで)を回避することに成功し、計330 個のNFTを獲得した。また、アディダスのデビューNFTコレクションInto the Metaverse」のプロジェクトを中断にまで追い込んだ。

 

マーケットプレイス脆弱性

例としては1月23日、世界最大のNFTのマーケットプレイスであるOpenSeaで起きた不正購入が挙げられる。

最も人気のNFTプロジェクトの一つ、類人猿Apeをモチーフにしたデジタルアートボアード・エイプ・ヨット・クラブBored Ape Yacht ClubNFT(#9991)1つ0.77ETHで不正に購入された。そのNFTの推定価格は86ETH(約20万6000ドル)であり、攻撃者はこのNFT84.2ETHで転売した。

 

リエントランシー攻撃

リエントランシーRe-Entrancyとは、コントラクトAにおけるその処理が完了する前にコントラクトBが割り込みコントラクトAを呼び出し可能にする攻撃のこと。

2020年4月、Uniswapがリエントランシー攻撃を受け、2500万ドルの損失を被った事件が最も有名だ。

 

2,その他の詐欺

フィッシング

ハッカーフィッシングなどの手法で投資家のパスワードを盗む手口。ウォレットへのアクセスや決済に使用する秘密鍵(パスワード)を盗み、ハッカーが不正にコインやトークを売却するというものだ。

 

*持ち逃げ詐欺

有名なのは、猫の絵が描かれた電子トークCool Kittens」の例だ。Cool Kittens のプロジェクトは2,200枚以上のNFTを1枚70ドルで販売していたが、16万ドルを集めてからプロジェクトごと蒸発してしまい、NFTは価値を失った。

 

NFT分野は、多様な投資の機会を提供する一方、脆弱性や詐欺によって投資家不利益をもたらす可能性もある対策としては、プロジェクトがスマートコントラクトの監査を実施したりマーケットプレイスバグや欠陥がないか定期的にチェックをする他ないが、投資家サイドがこれらの方法で安全性を見極めるのは困難だ。現段階では、信頼のおける機関の規制下にある取引所を利用することが、最も有効な対策だと言えるだろう。

 

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