先週は1.27億ドルが暗号通貨ファンドに流入 3ヶ月ぶりの高水準

ロシアのウクライナ侵攻により市場混乱が巻き起こったものの、投資家のセンチメントは安定しているように見える。英大手仮想通貨投資企業 CoinSharesが3月7日に発表した週次資金調達レポートによると、先週、暗号通貨ファンドは1.27億ドルの新規資金を集め、過去3ヶ月で最高値となった。また、7週間連続で流入額が流出額を上回っていることが判明した。レポートの中でCoinSharesは、「近頃の地政学的な事件にもかかわらず、投資家は暗号資産を引き続き支持している」とコメントしている。

 

ビットコイン価格は、2月24日に月間最安値34,652ドルを記録した後、先週に44,767ドルまで急騰した。執筆時点での価格は38,409ドルである。イーサリアムは3月1日に3,015ドルの高値まで回復したが、執筆時点での価格は2,537ドル付近までに下落した。

 

 

CoinSharesのデータによると、先週のビットコイン(BTC)ファンドへの資金流入額は9500万ドルであり、2021年12月初旬以来最大の週次流入額である。イーサリアム(ETH)ファンドへの流入額は2500万ドルで、こちらも過去13週間の最大週次流入額となった。

 

 

 

 

 

マルチアセット投資ファンドは先週860万ドルの資金流入があり、ブロックチェーン業界株全体に対しても合計770万ドルの資金が流れ込んでいる。

 

一方、ソラナ(Solana)ファンドは170万ドル、ポルカドット(Polkadot)ファンドはそれぞれ約90万ドルの資金が流出。ライトコイン(LTC)、カルダノ(ADA)リップル(XRP)の各ファンドは、それぞれ40万ドル、90万ドル、40万ドルの資金流入となった。

 

ビットコイン市場の現状について、一部のアナリストは、オンチェーンの需要*1が限られ、セルサイド*2の圧力が弱まっていることから「微妙な均衡」に達しており、さらなる上昇または下落継続には、新たな刺激が必要であると考えている。

*1 オンチェーン需要:オンチェーンにおける、ビットコインへの需要

*2 セルサイド:ビットコインを販売する側のこと

 

Glassnodeのレポートによると、短期投機家の未実現損失は15%である。その割合は全体的な市場に比べればかなり低い。 これらの投資家のほとんどは46,400ドル前後でビットコインを購入している。一方、長期保有者の平均購入価格は39,200ドルである。

 

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