1万以上のBTCが現物取引所に流入、投資家はパニック売り


2月17日の金融市場は、ウクライナ情勢の影響により断続的な下落が続いた。トレーダーは株式などのリスク高い資産を売却し、債券や金など従来のリスク低い資産へスイッチしたとみられる。ダウ平均株価1.8%下落の下落で、これは2022年に入ってから最大の日間下落幅である。また、S&P 500は2.1%下落、ナスダック総合指数は2.9%下落した。

 

暗号通貨市場にも影響がみられた。執筆時点で、ビットコイン40,405ドルで、8.36%下落している。これは1月21日以来最大の日間下落である。イーサリアムETH)、ソラナ(SOL)を含む他の人気暗号通貨も、ほぼ8%近く下落した。

 

CryptoQuantデータによると、過去24時間に1万以上のビットコイン現物取引流入したことわかる。これは、売りの傾向が強いことを示唆していると言えるだろう。ビットコインに対して、今後の価格の方向に確信を持ていないため、多くのオプショントレーダーは静観している状況だ。

 

ビットコインの短期インプライド・ボラティリティ*は安値から上昇し始めている。これにより一部のトレーダー今後数週間で価格変動がより激しくなると予測していることがわかる。トレーディング教育プラットフォーム、TheoTradeの共同創設者、ドン・カウフマンDon Kaufman)氏CoinDeskとのインタビューで、ビットコイン3万ドルを下回るまで、ロングをしたくないと語った。カウフマン氏はまたウクライナ緊迫した状況が継続すれば、短期的ボラティリティで、暗号通貨市場はより多くの資金を引き付ける可能性があると述べた。

 

*インプライド・ボラティリティ:実際に取引されているオプション価格から算出された原資産の変動率(ボラティリティ)のことで、「予想変動率」ともいいます。

出典:https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/column/futures_option/option/03.html

 

市場アナリストのミハエル・ヴァン・デ・ポッペMichaël van de Poppe)強気市場を期待している。ポッペ氏は、ビットコイン5万ドル(チャートの赤4角部分)を突破したら、強気市場に戻ると考えている。

 

現在、暗号通貨市場の時価総額1.86兆ドルで、ビットコイン42.36%を占めている。この数字は、2021年の高値と比べ、既に20%ほど減少した。

 

 

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