FRBの利上げが予定より早まるとの声も、ビットコイン強気筋は静観の模様

米国時間2月16日午後、米連邦準備制度理事会FRB)は1月25日から26日にかけて開催された会議の議事録を発表した。議事録によると、当局は利上げと中央銀行のバランスシート縮小の計画について議論している。一部の当局担当者は、金融緩和政策が大きなリスクをもたらす可能性があるとしている。具体的には、利上げ予定より早く実施される可能性があり、債券ポートフォリオからの離脱は「急進的」であると考えている。厳しい口調だったにもかかわらず、議事録の公開後株式市場と暗号通貨市場へ大きな影響は見られなかった。

 

議事録の中で、FRBの利上げを予想より早く進めている事実については触れられなかったためか、投資家のセンチメントは緩和したように見える。2月16日に、ビットコインは一時的に43,071ドルまで下落したが、執筆時点で44,015ドルに回復しておりボラティリティも弱まりつつある。S&P 500も横ばいで終了した。

 

 

連邦公開市場委員会FOMC)は会合後、早ければ今年の3月に利上げを行うことを示唆した。

 

最新のデータでは、米国の物価が過去40年間で最も速いペースで上昇していることを示している。FRBの目標は平均インフレ率2%前後に維持することあり、会議中の議論の大半をインフレに関する件が占めた。インフレ関連する単語は要約73回言及され、FRBは物価上昇が予想より強く、持続していると述べた。

 

ビットコインの強気筋はこうした動きを静観している。コントラクト取引におけるビットコインの買いと売りの比率は現在プラスであり、強気のセンチメントを示している。しかし、過去2週間で買いは売りに比べて、総額が減少しており、これは強気のトレーダーの自信が弱まりつつあることを示唆している。

 

デジタル資産ブローカーGlobalBlockのアナリスト、マーカス・ソティリオウ(Marcus Sotiriou)氏は、「ビットコインのトレーダーは、3月に利上げするかどうかが決定されるまで躊躇しているようだ。データによると、ビットコイン近頃の上昇は主に先物が牽引し、現物市場からの影響ほぼないとした。現物ビットコインの累積出来高デルタ(CVD、 Bid(買値)とAsk(売値)で発生した注文の累積を表す。)が停滞している一方で、先物のCVDが増加しているため、今回の価格上昇の投資需要ではなく、ヘッジによって引き起こされている可能性が高い」と述べた。

 

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