Metaのメタバースは、果たして正しい方向に進んでいるのだろうか?

f:id:WikiBitJapan:20220209182156p:plain

2021年10月、FacebookがMetaへの社名変更を発表した際、5年以内にメタバース関連企業への転換を図り、FacebookInstagramなどのソーシャルメディアを統合し、新しいプラットフォームを構築することも発表した。

 

しかし、今まで、Metaのメタバースビジネスはまだ理想的な結果にはなっていないようだ。2022年2月2日に、Metaは2021年第4四半期の財務報告を発表した。報告では、MetaのReality Labs部門(AR / VR技術研究開発部門)の財務状況が初めて開示された。データによると、Reality Labs部門は2021年だけで100億ドル以上の損失を出した。22.7億ドルの収益(Meta Questバーチャルリアリティヘッドセットなどのハードウェアが含まれている)に対して、101.9億ドルの純損失が計上している。Reality Labs部門は過去3年間で赤字が続いているが、昨年の損失額は過去と比較しても大きい。2019年(45億ドル)と2020年(66.2億ドル)と比較すると、昨年の純損失はそれぞれ126%と53.9%増加している。2月3日、Metaの株価は26%以上急落し、時価総額約2370億ドルが蒸発した。

 

これはReality Labsが独立した部門として初の財務報告であり、Facebookが社名をMetaに変更後、最初のメタバース財務報告である。Reality Labs部門は、2018年に設立されたFacebookの旧AR/VR技術研究開発部門である。この部門は現在、Metaのメタバース・ビジョンの実現を担当している。

 

さらに、財務報告では、同社第4四半期のデイリーアクティブユーザーが100万人減少したことも発表した。これは、会社が設立されて以来初めてで、四半期連続でデイリーアクティブユーザーが減少したことである。MetaのCEOザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏は、「Metaのメタバース事業の営業損失は2022年も増加し続ける。Reality Labsの損失がなければ、Metaの通年の利益は560億ドルだった」と述べた。

 

現在の状況から判断すると、Metaのメタバースの開始は順調ではない。多くの投資家は、メタバースの計画に疑念を抱いている。Metaは、ステーブルコインプロジェクト(Diem)に焦点を移し、その後にメタバース・プラットフォームの構築に転移したより、プラットフォームユーザーの増加は停滞し始めた。

 

メタバースはまだ成長期であり、成熟した分野に発展するまで、より多くの技術サポートと時間がかかる。Metaはメタバースに焦点を移してからまだ3ヶ月しか経っておらず、長期的にはまだまだ多くの試練が待ち受けていると思われる。

 

免責事項
暗号通貨は価格変動が激しく、トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。
また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。


WikiBitとは?
弊社が提供しているWikiBitは、暗号通貨取引所・トークンの信頼性に関する情報を収集・公開している第三者プラットフォームです。
登録されている暗号通貨取引所・トークンの数は、全世界で1万件を超えています。

 

真相公開」のページでは、実際に詐欺に遭ってしまったトレーダーからの被害報告が日々投稿されています。また、WikiBitでは暗号通貨に関連するニュースや、相場情報までトレードに役立つ有益な情報を日々発信しています。

 

初めて暗号通貨(仮想通貨)取引所を利用する際は、入金前にWikiBitのアプリで、取引所の安全性や評判を確認することを強く推奨しています。

 

https://www.wikibit.com/jp_ja/download.html
コンテンツは全て無料で閲覧できます。
ぜひ上記のリンクからWikibitアプリをダウンロードして、取引所の情報をチェックしてみてください。