ウォルマートとライトコインの偽のプレスリリース、掲載の経緯を調査


2021年9月13日、「米国小売大手のウォルマートWalmart)が暗号通貨プロジェクトのライトコインLitecoin :LTC)と提携の可能性」というプレスリリースが、大手ニュース配信メディアのGlobeNewswireにより発表された。それを受けて、ライトコインボラティリティが急上昇した。

 

Walmart代弁者のランディ・ハーグローヴ(Randy Hargrove氏はニュース放送局のCNBCに対し、Walmartはニュースワイヤー会社と連絡を取り、虚偽のプレスリリースが掲載された経緯を調査していると発表した

 

一方、暗号通貨を推進する非営利団体であるライトコイン財団も「このような虚偽のプレスリリースがどこを介してメディアに発表されたのか、見当がつかない」、「ウォルマートとはいかなる種類のパートナーシップも結んでない」、「プレスリリースに記載されている引用文は、チャーリー・リー(Charlie Lee)氏からのものではない」という声明を発表した。

 

Globenewswireは、2021年9月13日にフェイクプレスリリースを削除済みで、ユーザーに「偽プレスリリースに関する注意喚起」(notice to disregard)及び再発防止措置、認証手段を強化したと宣言、「当局と協力して、この件に関連するあらゆる犯罪行為を含めた完全な調査を要請し、促進する」と一連の措置を取っている。

 

ライトコインの開発者であるリー氏はロイターに対し、フェイクニュースについての調査はまだ進展がない。現在5枚のLTCしか所有しておらず、「自分が虚偽の発表をする動機はない」と付け加えた。

フェイク記事はすでに削除されたが、Internet Archiveを通じて引き続き閲覧可能である。ウォルマートCEOのダグマクミロン氏がウォルマートLitecoinでの支払いができるようになった」、ライトコインのクリエイターのリー氏が「ビットコインと類似しながらもビットコインより安価かつ高速に取引ができるため、ライトコインが選ばれた」と記載していた。非常に精巧に作成されており、フェイクニュースと見抜くのは難しい。


 

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