Coinbase が決算レポートを発表!純利益4900%達成

 

2021年8月10日、米国暗号資産(仮想通貨)最大手のコインベース(Coinbase Global Inc.)は、第2四半期の決算レポートを発表した。

 

決算レポートによれば、2021年第2四半期の収益は22.3億ドル(約2468億740万円)とある。取引所の取引量は4620億ドルに増加し、第1四半期に発表された3350億ドルよりも1000億ドル以上多い取引量となった。

 

その結果、第2四半期の純利益は16億ドルとなり、前年比4900%という驚異的な結果となったと公表した。

 

ユーザー数も好調のようである。

2021年第1四半期と比較すると、月間個人ユーザーは44%増加し、880万人。そうユーザー数は5600万人から6800万人へと増加した。

 

決算レポートの公表直後、コインベース(Coinbase)の株価は3.5%以上と急騰。投資家の仮想通貨業界に対する期待がうかがえる動きとなった。

 

ただし、コインベース(Coinbase)は、第3四半期の月間取引ユーザー数と取引量が減少していると示した。

 

7月の月間取引ユーザー数は630万人に急減し、月間取引高は570億米ドルに辿らなかった。8月のデータはわずかに高かったが、Coinbaseは第3四半期の月間取引ユーザー数と取引量は第2四半期より少なくなると記載した。

 

現在、9000社を超える金融機関がコインベース(Coinbase)のプラットフォームを活用して、仮想通貨を発行しているとも報告されている。また、初めてPNC Bankとのパートナーシップ契約についても公表した。その他にも、イーロン・マスク氏が代表を務めるSpaceX(スペース・エックス)、Tesla(テスラ社)、Third Point LLC(米国のヘッジファンド)、Wisdom Tree Investments(ニューヨークの資産運用会社)もパートナーとして契約をしたことを発表。米国の最大手の仮想通貨業者として、数々の業界と提携を進めているようである。

*PNC Bankは、資産別米国最大の銀行のリストに含まれている。支店数で5番目、預金で6番目、ATMで4番目に大きい銀行である。

 

コインベース( Coinbase)は、第2四半期、のビットコイン(BTC)の取引量が39%減少し、イーサリアム(ETH)の取引量がビットコインの取引量を上回ったことを報告した。

 

レポートにも「DeFiとNFTエコシステム(Ethereumが基盤となるブロックチェーン)の成長に伴い、コインベース(Coinbase)のイーサリアムの取引量は、初めてビットコインの取引量を上回りった」とた記載されている。

 

しかし、今後のコインベース(Coinbase)を取り巻く環境リスクは依然として不透明である。

 

先週、米国証券取引委員会(SEC)のGary Gensler委員長は、暗号市場の取引環境を「西部開拓時代」に例え、「多くの取引所が違法な未登録金融商品の売買サービスを提供している」と述べた。

 

世界的に見れば、仮想通貨業界が成長を続けていく展開が予想されるが、米国市場の規制がどうなるのか先行き不透明である。

 

今後、コインベース(Coinbase)は日本でもサービス展開を始める予定である。日本ではすでに多くの仮想通貨取引業者が存在している。

 

米国最大手の仮想通貨取引業者コインベース(Coinbase)がどのように激戦の日本市場でマーケットを獲得していくのか、日本在住の仮想通貨トレーダーから注目が集まっている。

 

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