2021-10-09

分散型トラストって何？

暗号通貨業界のコミュニティでブロックチェーン技術は金融業界の革命である話題をよく耳にする。スマートコントラクトは分散型トラストシステムを構築した。ところで、分散型トラストとはどういう意味だろうか？

例えで考えてみよう。

人間はいつでも「信頼」に基づいて行動する。

銀行にお金を預金するとき、人は銀行が自分のお金を安全に保存することを信頼しているため、お金を銀行に預金することができる

バイナンス（Binance）で取引を開始するとき、バイナンスが自分の取引を実行し、自分の暗号資産をきちんと守るという信頼があるため、バイナンスを選択する。

Venmo（個人間送金アプリ）で友人に送金する場合、Venmoは友人の口座にお金を入金することを信頼ているため、Venmoを選ぶ。

信頼（トラスト）に基づくシステムは、現在の社会の多くで見られるしかし、上記の例でも、信頼にこたえることができない場合がある。ハッキング事件が何回も実際に発生している。国の政策により、銀行に預金したお金が何の価値もない”ただの紙きれ”同然になることもあるのだ。

分散型トラストシステムとは、特定の方法で期待される結果を達成するために参加者に依頼しないシステムを指す。システムは、人間に依存せずにコマンドを実行する。銀行やブローカーのような仲介業者も必要ないし、やり取りする相手が信頼できるかどうかを心配する必要はない。

銀行を通じて資産を守る必要はなく、メッセージを配信するために誰かを雇う必要もない。仲介者もプロモーターも必要ない。すべてのコマンドはコードによって実行される。

スマートコントラクトは、この分散型トラストシステムである。ブロックチェーンテクノロジーは、スマートコントラクトを使用して、ユーザー間のやり取りを促進する。

この仕組みによって、国境を越えて、互いにトークンを送金できるようになった。スマートコントラクトは、それらの送金やトランザクションを実行する。

さらに、トランザクションレコードは、コミュニティ全体によって保存される。中央集権型の組織ではなく、分散化ネットワークを介してコミュニティ全体の情報を保存するのである。記録は世界中のコンピューターに保存されているため、誰もこの情報を変更することができない。

スマートコントラクトがブロックチェーンに実行されると、そのコードは全てのユーザーに公開され、ユーザー自身がコミュニティで確認できる。

スマートコントラクトは変更できない。つまり、開発者はその機能を変更できなくなる。したがって、誰かに悪用され、プロジェクトのシステムを変更することはできない。そのため、ユーザーはスマートコントラクトにの仕組みそのものを信頼できれば、他の心配をする必要はない。

現在、信頼関係に基づく世界では、トランザクションとシステムの実行と維持は人間に依存しているため、様々な弊害を生んでいる。一方、スマートコントラクトがコマンドを実行するのに「信頼関係」は必要ない。しかし、スマートコントラクトも人間から作成されたものであり、脆弱性やバグがある可能性もある。

最近、ハッキング事件がますます多くなり、ハッカーはプロジェクトのシステムの脆弱性を利用し、他人の資産を盗む事件が頻発しているのが現状だ。そのため、システムとして機能しているかどうかを事前に確認することが大切なのはいうまでもない。

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2021-10-08

米国司法省、暗号通貨対策チームの設立を発表

米国司法長官室の関係者は「暗号通貨を利用したマネーロンダリングやその他のサイバー犯罪等の犯罪活動への対策のため、米国政府がより積極的な役割を果たす果たす」と述べた。

水曜日（10月6日）、アスペン研究所ネットワークサミットで、司法副長官のリサ・モナコ（Lisa Monaco）は、「法務省は犯罪者のマネーロンダリングを支援したり、犯罪収益の隠蔽を追跡するため、全国暗号通貨対策チームを設立した」と述べた。モナコはまた、8月にダークウェブベースのビットコインハイブリッドサービスHelixに対しての処置に言及し、、米国政府はもっとやるべきだと述べた。

米国政府は大規模なサイバー攻撃や暗号通貨の決済に伴う大規模なランサムウェアに対する対応の中で、モナコが中心人物だと見なされている。彼女は、特別タスクフォースのメンバーである。このチームは、今年5月、Colonial Pipelineシステムが攻撃された後、ロシアのDarkSideハッカーに支払われた数百万ドル相当のビットコインを「発見・回収」した。

この司法副長官はまた、民事オンライン詐欺に対策する作戦を発表した。違反を報告せず、安全基準を遵守しなかった政府の請負業者の責任を追及することを目的とした。

報道によると、米国の銀行規制当局である連邦預金保険公社（FDIC）は、一部のステーブルコインがその適用範囲を満たしているかどうかを調査している。

情報によると、FDICはステーブルコイン発行者が銀行で保有している準備金がどのよう形式かを分析している。担保を保有している銀行が倒産する場合、この準備金はステーブルコイン保有者に最大25万ドルの損失保険を提供する。さらに、FDICは、ステーブルコインを発行したい銀行にとって、従来の直接預金保険の形式も研究している。

一人のインサイダーは「これはすべて、ステーブルコインを銀行システムに導入する試みの一部である。ステーブルコインの背後のサポートによって異なる。联邦储备委员会（FRB）の現金準備にサポートされている場合は、預金と見なすことができる」と言った。

現在、FDICの担保がステーブルコインにどのように影響するかはまだ不明である。

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2021-10-08

SHIBの価格急騰、イーロン・マスク氏のツイートよりSHIB アーミーが要因

暗号通貨価格、時価総額や取引高などの分析データサイトCoinGeckoのデータによると、DOGEキラーのイーサリアムベースのトークンSHIBA INU（SHIB）が、この一週間で400%急騰し、時価総額は暗号通貨第13位に上昇した。

上昇要因について、テスラ社CEOであるイーロン・マスク（Elon Musk）氏が価格を吊り上げたのではないかという説があるが、ブロックチェーンのデータによると、SHIBを大量に保有する「クジラ」が動きだして、それにリテールトレーダー、いわゆるSHIB アーミー（SHIB Army）のファンが追随したことが主な要因ではないかと推測されている。

2021年9月13日、インドのコロナ暗号通貨救済基金Crypto Covid Reliefが、50兆個のSHIBトークンをUSDC安定コインへの変換を終了したと発表した。その後、SHIBのクジラの買い増しが観察された。

ブロックチェーンデータ企業のSantimentのデータによると、価格の上昇と同時に100万枚以上のSHIBの取引数が急増していた。また、ウォレットを追跡するTwitterアカウントでは、急騰の数日前の9月30日に6兆枚のSHIBを購入したクジラの様子が捉えられていた。

大手取引所のCoinbaseでは、SHIB/USD（暗号通貨/フィアット）とSHIB/USDT（暗号通貨/暗号通貨）の両方の平均取引量が上昇し、SHIBトークンが幅広い年代に支持されていることが理解できる。

また、SHIBの総供給量が減少し始めたことも、SHIBの価格が上昇する一つの要因と考えられる。

「市場がリスクオンになると、ミームコインが利益を得る傾向がある」と、暗号資産市場の研究分析会社のDelphi Digital社のアナリストAshwath Balakrishnan氏は指摘している。

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2021-10-07

決済大手Money GramがStellarと連携

決済大手Money Gramは、Stellarブロックチェーンネットワークと連携し、CircleのUSDCステーブルコインを使用して、即時送金システムを構築している。

2021年第4四半期に試作を開始し、2022年の初めまでに暗号通貨と現地法定通貨の間にステーブルコインの交換チャネルを徐々に立ち上げ、Money Gramの1億5000万人ほどの利用者にサービスを提供する予定だ。

この連携により、顧客は現金とUSDCを自由に両替できるようになる。さらに、Circleは、現金をUSDCに両替すると、暗号資産の流動性が向上すると同時により多くの消費者が暗号経済に参加できるようになると述べた。

StellarのCEO兼常務取締役であるDenelle Dixon氏は、「暗号通貨を法定通貨に、法定通貨を暗号通貨に両替できるという点で、これは革新的なサービスである。私たちはできる限り最善のサービスを提供したいと思っている」と述べた。

Money Gramの会長兼CEOのAlex Holmesは「Stellarとの連携は、以前のRippleとの連携とは完全に異なる性質のものだ。Rippleとの連携は、外国為替取引を促進する。Stellarとの連携は、より広範囲になり、一般消費者に直接影響を与えるという点で大きく異なる。」とコメントした。

ほとんどの銀行は暗号通貨業に対して、常に懐疑的な見方を維持している。Holmesは、「テキサスユニオン銀行がCircleとMoney Gramとの間の決済銀行になる」と述べた。

Holmesは「テキサスは、暗号業界に対して積極的な見方を持っており、州知事も関連コメントを発表している。テキサスユニオン銀行はここで確立されたブランド銀行であり、暗号分野業界での機会獲得のチャンスを探していた。暗号通貨業界に関与するのは、次世代サービス提供へのステップを着実に踏んでいることを示しているのだと思う。」と語った。

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2021-10-07

米連邦準備制度理事会、デジタル・ドルの「詳細計画」発表準備へ

ウォール・ストリート・ジャーナル（Wall Street Journal：WSJ）の報道によると、米国連邦準備制度理事会（Federal Reserve）が、中央銀行デジタル通貨（Central Bank Digital Currency：CBDC）の発行に関するリスクとメリットの検討を早ければ今週中に開始する予定。

デジタル・ドル・プロジェクトを支持する人々は、デジタル・ドル・プロジェクトが国際取引を活発にし、銀行口座を持たない人々も対象になるため、政府の金融支援もより広範に行き渡りやすくなる。

多くの国々が自国のCBDCプロジェクトの取り組みを強化している。米国が先頭に立つと予想されていたが、米国がプロジェクトをためらっている間に中国がデジタル人民元（e-CNY）プロジェクトで大きな前進を遂げた。

これについて、米連邦準備制度理事会のジェローム・パウエル（Jerome Powell）議長は、「早くやるよりも正しくやることが重要だ、米ドルが国際市場で果たす役割や影響を考慮し、米国のCBDCのメリットをじっくり検討している」と述べている。

一方、7月末に米連邦準備制度理事会のラエル・ブレイナード（Lael Brainard）理事は「他の主要国・地域がデジタル通貨発行に向けてプロジェクトを進めている中、米国がしないのは理解できない」と述べた。デジタル人民元の先行への危機感から、米ドルの基軸通貨の地位を守るためにデジタル・ドルの実現が急務だと強調している。米連邦準備制度理事会の執行部内でCBDCに対する意見はなお割れている。

米連邦準備制度理事会の決定によって金融業界の常識が一変する可能性もある。

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2021-10-06

最低100 ETHから？CyberKongzがCryptoPunksを追い上げている

Dapp Radarのデータによると、過去24時間で、最も高価なNFT販売レコードの3つがCyberKongが占め、Genesis CyberKongz（3月1日にリリースされた最初の1,000のCyberKongz、現在のCyberKongzの総数は3,852である）の最低価格は、CryptoPunksに近い100 ETH（Ethereum）を超えた。それはまだ単純なピクセルPFPプロジェクトであり、今回は「初期」、「アンティーク」、「マイルストーン」のタグもない。

公式ウェブサイトの紹介によると、CyberKongzは2021年3月初にアーティストmyooによって作成された1000のユニークな猿シリーズNFTであり、価格は主に0.01 ETHからである。その後、ソーシャルメディアを介して広がり、人気になった。

CyberKongzコミュニティの成長に伴い、コミュニティにおけるNFTおよびDe-Fi分野の開発者や専門家の一部が、コミュニティを開発するためのスキルと時間を提供しようとし始めた。非常に短い期間でBANANAトークンが作成され、Genesis CyberKongzは今後10年間で1日あたり10枚BANANAトークンを生成できるようになった。Genesis CyberKongzの所有者はBANANAトークンを焼却することで彼らのCyberKongzの特徴（ネームや伝記等）を変更することができる。Genesis CyberKongzが2つ以上を保有する場合は、600枚BANANAを焼却するのを通じて、様々な特性と希少性のある4000個のBaby CyberKongzをランダムに生成され、育成およびインキュベートができる（最低価格は約10 ETHである）。

さらに、BANANAトークンで、CyberKongz VXアバター用のカスタマイズされたデバイスやウェアラブルアイテムを購入できる。これらは、将来のメタバースのプロジェクトで使用される。

Cyberkongzの全体的な経済仕組みは、2つの部分に分ける。

・Genesis CyberKongz（本金）

・BANANA（利子）

BANANAとGenesis CyberKongzには一定の相互依存関係があり、Genesis CyberKongzの価値が高まり、結果としてアプリケーショントークンBANANAの価値も高まる。BANANAの価値が高まると、Genesis CyberKongzの価値も高まる（Genesis CyberKongzを担保すると、毎日BANANAを生成できる）。このモデルは、ほとんどのステーブルコインのようであるが、実際はステーブルコインとは異なる。CyberKongzには固有のNFT属性、つまり固有のコレクションの価値もある。NFT+DeFiのエコシステムのようになった。

現在、コミュニティはかなり成熟したNFTエコシステムを作成している。

PFPアバター→サブプロジェクトBaby Cyberkongzの誕生→アプリケーショントークン（BANANA）ストア→CyberkongzVXを介したメタバースフレームワークの作成→Snoop Doggに承認されたメタバースゲームプラットフォームSandboxに加入→Cyberkongzのメタバース世界を構築→CyberkongzVXに基づくメタバースでウェアラブルアイテムの発売。

この一連の操作がコミュニティによって独自に実行されることは、驚くべきことだ。そのマーケティング、経済モデル、将来の拡張性、想像力等は計り知れない。

CyberkongzはNFTとして、その背後にあるチームやコミュニティの努力がそれ自体の価値である。短期的な投機で値下げを引き起こしたとしても、そのプロジェクト自体の価値が高ければ（様々なブランチプロジェクト、コンテンツの量/質の向上、ユーザーの粘着性の向上など）、最終的な価値は依然として上昇する可能性がある。また、メタバースと深く結びつく未来は、投資家に想像力を与える。これらの「想像力」がコンセンサスに達すると、それらは価値になる。つまり、コンセンサスから価値が作成されたのだ。

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2021-10-05

ビットコインは2番目のRSIピークに移動している

10月1日にビットコイン（BTC）が12％近く上昇した後、上昇の勢いは鈍化したようである。月曜日に狭い範囲で調整され、4万8,500ドル（USD）の抵抗帯が上昇の勢いを抑えていた。執筆時点では4万8,500ドル（USD）を上回っており、49750付近まで上昇している。

しかし、有名なアナリストTech Devは「ビットコインの相対力指数（RSI）が今年2番目のピークに向かっている」と述べた。また、フィボナッチ分析をすると、今回のビットコインの価格が20万ドル（USD）以上に達する可能性があることを示している。

RSIは英語表記「Relative Strength Index」の略で「相対力指数」のことである。

現在の価格が売られ過ぎか、買われ過ぎかを判断するときに使われるオシレーター系テクニカル指標のひとつである。一定期間内の上げ幅と下げ幅を合わせた全体の変動幅における上げ幅の割合を示す。期間内の価格がすべて上昇したときは100、すべて下落したときは0になるため、数値は0％～100％の間で推移する。一般的には70％以上は買われ過ぎ、30％以下は売られ過ぎの水準とされている。

出典：https://www.daiwa.jp/glossary/YST1186.html

TechDevは、月足RSI指標が2番目のピークに入ったと考えており、2021年の2回目の強気市場が始まったばかりであることを示している。

ビットコインの価格トレンドが4年周期をとるのと同じように、ここ数年間、RSIも同様の傾向となっている。4年周期ごとにRSIもピークに達しているのだ。

フィボナッチ・リトレースメントはトレンド相場で主に利用され、上昇トレンドの一時的な下落（上げ止まり）や、下降トレンドの一時的な上昇（下げ止まり）を予想する指標となります。

これらも4年周期のサイクルに依存し、各ピークは前のピークよりも1桁高くなっている。2021年の場合、2017年の2万ドル（USD）が、20万ドル（USD）以上になることであろう。

TechDevの予測はストック・フロー・クロスアセット（S2FX）と一致している。2024年に終了する現在の4年周期のサイクルにおけるビットコインの平均価格は28.8万米ドル（USD）であると判断している。

さらに、S2FXの作成者であるPlanBは、より大胆な予測をしている。

彼は、その期間の最高点は平均の2倍になる可能性があると考えている。つまり、ビットコインは50万ドル（USD）を超える可能性があると考えているのだ。

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